人間には、寿命という避けられないものがあります。自分が生きてきた何十年もの様々な身の回りの物を元気なうちに整理して、あの世へと旅立つのが理想です。しかしお迎えが突然に訪れることもよくあります。そんな時、残された遺族は悲しみに打ちひしがれた後に、遺産相続という、困難な作業をしなくてはなりません。生前に遺言状をしている方は、まだまだ少数でしょう。仮に、遺言状が残されていたとしても、法的に有効なもので無い場合などは、さらに相続者の関係を、ややこしくしてしまう事態を生むこともあります。遺産相続する権利のある人が、複数いる場合はもちろん、今まで家族も知らなかった隠し子が出現するのも、このタイミングです。現金のように、スパッと分けることができる品物ばかりであれば、まだ問題は少ないかと思います。しかし、お金持ちというのは、家屋、株、絵画、宝石、骨董品、車など、価値基準が安定しない物もたくさん所有していることが多く、ますます分与の作業が困難となるのです。上手く事が運び、それぞれの相続者に財産が分け与えられても今度は、所得した財産にかかる相続税の問題がおこってきます。しかしこれは、遺産財産をかなりした場合の話です。ほとんどの庶民であれば、相続税を払うことは無いでしょう。例えば、あなたに3人の子供がいた場合、8000万円(1人につき5000万円プラス1000万円×相続人数)×3人=2億4000万円の資産を持っていた場合の心配です。つまり死んでからの心配は不要ということでしょう。
